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第72回 指定都市PTA情報交換会 仙台大会報告?

第3分科会「研修・研究」報告 市教委 奥村 隆史 生涯学習課指導主事


▲記念講演会の様子

平成28年度 第72回指定都市PTA情報交換会 仙台大会 報告

指導主事 奥村 貴史

大会スローガン:絆 そして あふれる笑顔へ
       〜家庭・学校・地域の絆と子どもたちのあふれる笑顔を 今 仙台のPTAから〜

日時:平成28年9月15日(木)・16日(金)
場所:ホテルモントレ仙台
参加:山原真由美(市P協会長)、湯田 力(小P連会長)、帆足広明(中P連会長)、
藤田泰弘(研修専門委員長)、浅岡康敏(市P協事務局長)、奥村貴史(生涯学習課指導主事)
計6名

【15日(木)】
<情報交換会 開会式>14:00〜 3F翠鳴館
・開式のことば  …久光 のぞみ 氏 (仙台大会実行委員長)
・主催者あいさつ …五十嵐 智浩 氏 (指定都市情報交換会代表)
・来賓祝辞    …大越 裕光 氏  (仙台市教育委員会)*市会対応のため堀田氏代読
・来賓紹介    …佐藤 悦雄 氏  (仙台市PTA協議会事務局長)
・感謝状贈呈(前年度開催協議会 神戸市PTA協議会)
         …贈呈者:五十嵐 智浩 氏 (指定都市情報交換会代表)
         …被表彰者:山原 真由美 氏(神戸市PTA協議会 会長)
・閉会のことば  …角張 貴彦 氏(仙台大会実行委員)

<第3分科会「研修・研究」>14:45〜 5F アイリス
参加者:小林美香(川崎市)、寺川秀樹(広島市)、佐藤明子(新潟市)、大泉晶子(*記録 仙台市)、
    大内隆行(*記録 仙台市)、多田政博(*司会 北九州市)、藤田泰弘(神戸市)
奥村貴史(神戸市)
テーマ:「研修や研究を通して学ぶPTA活動」
〇グループによる情報交換
・5月に市P協前会長加地氏がファシリテーターとなり「PTA会長副会長研修会」を新役員対象に松方ホールで行っている。神戸市は特殊で、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の5校種が市P協に所属している。そこで「5校種合同研修会」を行っている。テーマ別小グループに分かれてのワークショップ等を行っている。また、PTA安全振興会主催の研修会もある。昨年は、鎌田 實氏、今年度は山本 健治氏に講演していただいた。不定期ではあるが「神戸一受けたい授業」というバラエティー色のある研修会も行っている。(神戸市)
・単P会長向けにPTA活動を運営する上で役に立つ内容の事例研修会を実施。優良PTAの実践を基に各校に共通する課題について学ぶ会員研修会や望ましいPTAのあり方について学ぶ新年度役員研修会、兵庫県立大学の竹内先生に学ぶITC学習会なども実施した。保護者への食育環境の大切さを啓発する食育推進コンテストなども行った。(川崎市)
・女性が興味をもてるような母親委員向けの講座や父親が入っていけるような活動の事例発表などの研修を開催している。また、電子メディア協議会等で啓発に努めている。広島市では、市P協が主催で市内中学校から生徒会役員を集め「いじめ撲滅プロジェクト」を開催している。(広島市)
・6月の総会後に「年度初め研修会」として緊急時の危機対応について校長会との連携も含め会長の立場で話し合った。市P連の「研究大会」の講演では、スマホ、SNS、パソコンに関して子供の現状と対策を学んだ。親子で一緒に利用できる公共施設を訪問するなど外に出て学習する機会なども設けている。平成30年に予定されている日P新潟大会では、菊池弁護士に講演いただく予定。「今何がおきているのか」を情報発信していくことを大切にしたい。(新潟市)
・小学校、中学校、高校、特別支援学校から構成され、会長・校長交流研修会やよろず相談会を実施している。また、保護者参加教師引率によるいじめサミットなども開催している。要望書を提出後に市教委との懇談会も年2回行っている。(仙台市)
・5月にPTA指導者研修会、広報委員研修会を実施、6月には会長・副会長・役員研修会を開催している。福岡県内の3つのPTA協議会で「Stop・ザ・非行 ふくおか」の取組を持ち回り、児童生徒の健全育成に努めている。(北九州市)

〇指導助言  齋藤 誠治(住吉台中学校 校長)
・研修には大きく分けて2種類ある。「よろず相談会」などの実務的な研修と一人の大人としての研修である。市Pであれ単Pであれ、内容や告知の仕方、求められていること(ニーズ)を見極めて取り組む必要がある。
・動員をかけることは悪いことではない。行ってみてわかることもあるので、動員によってより多くの人に学習の機会を与えることができる。口づて、人づての力は大きいので、そこから広がっていくこともある。
・講師の中にはお金だけでない人(伝えたい想いがある人)もいる。講演会を自分たちの手で作り上げる喜びややりがいを持って取り組んでほしい。

<情報交換会 交流会>18:00〜 3F翠鳴館
・主催者あいさつ、来賓挨拶、各都市のPR、次年度開催(大阪市)PR など

【16日(金)】
<全体会> 9:30〜 3F 翠鳴館  司会 今野 広元(仙台大会副実行委員長)
〇分科会報告
[第1分科会] 組織・運営「参加したくなるPTA組織と運営」
報告:内藤 惠子(仙台大会実行委員)
・千葉市は「ありかた委員会」を設置、川崎市はQ&Aハンドブックを制作している。学校事故や緊急対応時には、顔が見える関係にあることが大切。神戸市では豚汁会を開催。PTAのメリットを強調するのではなく、「人と人とがつながることの大切さ」を伝え、独居老人ならぬ独居保護者をひっぱり出したい。学校と地域は運命共同体であり、つなぐのはPTAである。

[第2分科会] 地域連携「地域とともに育む子どもたちの豊かな心・防災について」
報告:蘆澤 義章(仙台大会実行委員)
・地域との防災訓練の参加者が年々減少している。意識を変えて、防災フェスティバル等イベント化し、敷居をひくくする必要がある。北九州市では、PTAは子供たちの応援団として、1万人規模の防犯パトロールに取り組んだ。ギネス記録にもなった。大阪市は、先生も保護者も結構PTAのことを知らないので、PTAマニュアルハンドブックを入学式などで新入生の保護者や新任の教師に配付した。

[第3分科会] 研修・研究「研修や研修を通して学ぶPTA活動」
報告:永見 幸久(仙台大会実行委員)
・仙台市の「よろず相談会」や神戸市の「5校種合同研修会」、川崎市の食育など様々な取り組みがなされている。アンケート利用するなどして魅力的な研修会を組み、動員ではなく口コミで集まってもらえるようにしたい。「最低6人」ではなく、「各校6人まで」のようにプレミア感を付けることによって参加が増えるのではないか。富山市は、講師のデータベースを作成するなど、各校、各連Pのニーズに応えられるように準備している。

[第4分科会] 広報活動「効果的な広報活動について」
報告:角張 貴彦(仙台大会実行委員)
・広報紙の発行は、年間2回〜13回と幅がある。平均するとだいたい2〜3回。予算をどう確保するのかなどの意見を交換した。業者間でコンペをするなどして費用を圧縮すれば、白黒からカラー化してもそれほど金額は変わらない。広報の仕方は、紙媒体だけでなくHPの活用なども大切だ。写真にGPS情報が埋め込まれている場合があり、十分注意が必要だ。

<記念講演>9:30〜 3F 翠鳴館
講師:小崎 恭弘(こざき やすひろ)氏
 大阪教育大学教育学部准教授 
      ファザーリングジャパン、FJ関西 顧問
演題:笑っているパパがええやん!
〜みんなが子育てできる社会を目指して〜

・育児休暇取得は、女性が9割、その他は結婚出産で退職。男性は2%に届くか届かないか。
・「子どもを持ったら損や」という風潮がある。
・最近はコワいパパが減っている。叱るためには、「関係づくり・メッセージ・ゴールの設定」が必要であり、叱ることはなかなか難しい。母親から叱ってと頼まれても、「思い」もなく叱れるものではない。
・子育ては絶対に終わる。ファザーリングとは、子育てを楽しむ生き方。
・表情が硬い子が増えている。なぜなら父母が笑っていない。笑う子はほっぺが柔らかい。
・若い世代が変わってきている。女性が母親になるには、意識の変化や技術が必要だが、出産を経ることで案外容易。男性が父親になるシステムがなく、「パパスイッチ」が入りにくい。自治体も子育てに力を入れている。
・子供を大事にし過ぎて成長の機会を奪っている。それよりも関わりのレパートリーを増やすことが大事。たとえば3〜4歳は、ドリーマー。その世界観に飛び込んで対応する必要がある。空の青さを光の透過性などで説明するなどもってのほかで、まさに大人げない。
・反抗期は親との対峙から生まれるもの。反抗期がないのは、葛藤がないということ。
・子育ての最終目標は、「子離れ、親離れ」。
・チャレンジする前にすくむ子が増えている。こけることは大切、立ち上がり方を学ばないといけない。個人外差と個人内差を意識して言葉かけを。
・父親はママとは違う多様性を持って、過干渉過保護になりがちな母親の子供を抱え込む手のわっかを切るためにいる。親の価値観を押し付けてよい。
・思ったようには育たへんけど、心配するようにはならへん。
・子育てはいつから始めても遅くないし、いつから始めても早くない。子供の葛藤に関わりましょう。

<情報交換会 閉会式>11:45〜 3F翠鳴館
・開式のことば  …久光 のぞみ 氏 (仙台大会実行委員長)
・お礼のことば  …五十嵐 智浩 氏 (指定都市情報交換会代表)
・次年度開会都市あいさつ …小林 良堂 氏 他(大阪市PTA協議会)
・閉会のことば  …永見 幸久 氏(仙台大会実行委員)

<感想>
・今回の会場は、駅近のホテルモントレ仙台で、宿泊も含めすべて同一場所であったので、移動が楽であった。逆にそのため、旅情が感じられなくて残念…。
・情報交換会では、各都市の取組について報告があり、大変参考になった。千葉市のある区では、町内会や自治会もなく、24校中3校しかPTAが結成されていなとのこと、衝撃を受けた。
・指定都市ということで、ある意味似たような都市の規模で、同様の課題を持っているので、非常に親近感が湧き、懇親を深めることができた。
・小崎氏の講演会は、特に「目からウロコ」ということはないが、関西人のノリとテンポのよさ、
トークのうまさで時間を感じさせられなかった。内容的には、ストンと心に落ちるもので、聞いていて心地よかった。講師として「リスト」に載せておきたい。

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