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第64回日本PTA全国研究大会徳島うずしお大会 分科会報告?

特別第2分科会です☆


▲特別第2分科会(写真:小島 洋一(小P))


▲同じく特2(写真:三浦 国英(中P))

【特別第2分科会】     会場:あわぎんホール   記録者:花木克己
 研究課題:『地域防災を支える人づくり』
      〜震災から学ぶ家庭・学校・地域のパートナーシップ〜
 提言者:基調講演者・・・・・・箱山 智美氏(岩手県山田町教育委員会 教育次長兼学校教育課長)
     コーディネイター・・・箱山 智美氏
     コーディネイター・・・吉谷  正氏(文部科学省 生涯学習政策局 社会教育課
                        PTA等共済室 PTA等共済指導係長)
     パネリスト・・・・・・大木 聖子氏(慶應義塾大学環境情報学部 准教授)
     パネリスト・・・・・・相川 康子氏(特定非営利活動法人 NPO政策研究所 専務理事)
     パネリスト・・・・・・川島  淳氏(災害復興支援ボランティアダッシュ隊徳島 代表)
     パネリスト・・・・・・野々瀬由佳氏(徳島県防災人材育成センター 所長)

◎基調講演概要
 ●東日本大震災での避難の教訓
  ?想定外(ここまでこない)による逃げ遅れ
  ?情報待ちによる逃げ遅れ
  ?家族の安否を確認するために逃げ遅れ
  ?避難行動要支援者並びに支援者の逃げ遅れ
  ?道路渋滞による逃げ遅れ
 ●被害を大きくした要因
  ?周りの人に合わせてしまった(一人だけ別の行動はとりづらい)
  ?一度避難したが物を取りに低地に戻ってしまった
 ●過去の経験を生かす
  「つなみてんでんこ」・・・津波が来たら取るものも取り敢えず、家族の状況も気にせずに、とにかく各自てんでバラバラに一人で高台に逃げろ。
  子どもたちを守るために、普段から学校・保護者・地域で連携する。
 ●教育環境の整備と教育の再構築
  従来の小中学校の良さを生かし、保護者・地域と共同で作る新しい教育を平成27年度よりスタート。
  「ふるさと科」のカリキュラムを構築し、子どもたちの発達段階に合わせて学習を進める。
?地域への愛着を育む学び
・地域の歴史や特産を学び、地域社会への関心を高め、主体的に関わる態度を育成する。
・郷土の文化・郷土芸能を学び、郷土への愛着心を高める。
・町の復興発展をとらえ、ふるさとの将来像を見つめる。
?生き方・進路指導を充実させる力を育む学び
・郷土の産業や経済を学び、生き方や進路を考える。
・復興を目指す地域社会の中で、自分の役割を理解し、将来を切り拓く能力を育成する。
・地域や多様な企業・団体、地域と連携した職場体験の実施による生き方を実現しようとする態
度の育成。
? 防災教育を中心とした学び
・郷土の自然・地形を理解するとともに災害について理解し、防災体制の意義や災害時や防災に
対して主体的な判断力と実践力を育成する。
 ●結びに
  災害は避けられないが、地域とともに学び、地域に生きる子どもたちを育てていきたい。
  人と人との繋がりが、最大の防災である。
◎パネルディスカッション概要
 ●大木氏の提言
  ・東南海・南海トラフ周辺では100年から150年周期で大地震が繰り返されている。
・これからの30年以内に大地震が発生する確率は約80%。
・防災教育マトリックス 備える→命を守る→関わる
・地震から身を守る3つのポーズ
?さるのポーズ(イスや机の下に隠れて脚を持つ)
?だんごむしのポーズ(頭を抱えて丸くなる)
?あらいぐまのポーズ(火災が発生したとき口をハンカチやタオルで押さえる)
  ・安全スペースの確保
「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」場所を自宅内で確保し、その場所で寝る。
  ・地震発生時に大切なのは、「自分は何から逃げているか」を理解すること。 
 ●相川康子氏の提言
  ・地域防災(減災)のポイント
?リスクの正しい把握 
?一人一人の対処能力を高める(自助)
?多くの人を巻き込む工夫をする(減災のまちづくり)
  ・大人も子どもも一緒に取り組めそうなこと、地域と学校が連携して取り組めそうなことを考える。
 ●川島淳氏の提言
  ・被災地復興のポイント
被災者の心のケアももちろん重要だが、地域コミュニティーの再生、自然環境の保護などが復興に向けて大事な課題。
 ●野々瀬由佳氏の提言
  ・老若男女、障害者などの多様な主体の意見を踏まえた避難所経営を行うため、管理責任者や自治的な運営組織の役員には男女共同が参画する。
  ・平常時において、指定避難所とその地域の住民などによる組織を作り、訓練などを通じて、災害時に避難所を円滑に開設・運営できるようにしておく。
  ・各家庭において災害に対する備えについて話し合いを持っておく。


◎感想
 阪神淡路大震災を体験した我々にも思い出されること、これから取り入れていけることをたくさん
お話いただきました。
生きていく術を地域で考えて実践し、地域で生きる事を大事にしていく。そして地域の良さを子ど
もたちにたくさん伝えていき、将来の地域のリーダーを育てていくことが地域防災の原点だと感じ
ました。
 

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