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第64回日本PTA全国研究大会徳島うずしお大会 全体会報告?

参加された方から続々と報告です。


▲全体会会場 アスティ徳島


▲日P会長 寺本氏

第64回日本PTA全国研究大会 徳島うずしお大会 全体会 報告
                 記録者:早川 英樹(中P)
■竹宮惠子氏講演
 『輝く未来を開くために大切なこと』〜子どもたち、そして私たちが自立するために〜
 を通して、発信されたメッセージを読み取る・・・・・

竹宮惠子氏は、1967年わずか17才にして集英社月例新人賞に佳作入賞し、その後20歳を超えたころから少女漫画誌に連載を持つほどの、ある意味天賦の才能を与えられたともいえる漫画家である。若い頃から順風満帆の人生を送り、そしてその集大成として大学の学長として後進の指導にあたっている・・・と一般に思われている氏であるが、今回の講演は僅か90分足らずであったが、氏の現在を創り上げたのは単に才能だけではなく、氏の内面でのある意味凄まじい葛藤ともがきであったろうと、そう納得させに十分なものであった。
その中のキーワードは、『孤独』と『想像力を働かせる』。
氏の講演の中には多くの示唆に富んだメッセージがちりばめられていたが、その中でも特にインパクトのあったものがこの二つである。
『孤独』とは、ネガテイブな意味合いではない。一般に私たちの社会では、協調性や一体感の価値を前面に出し、他者と交わること手をつなぎ合うことを勧める。しかし、それはある意味で、他者と自分を比べること、他者と自分が比べられることでもあり、他者ばかり見て自分が見えなくなること、他者がまず最初に目についてしまう、ということでもある。
時に群れから離れて孤独になることで自分を客観的に見つめ直し、自分が好きなモノ・コトを確認し、その本質を確かめることこそが『自分の欲する道』『自分らしさ』『個性』を得たり確認したりすることに繋がるのであり、それを竹宮惠子氏自身がその人生の来し方の中で実践して来られたのである。
『自分らしさ』や『個性』を尊重する風潮の中で、どうすれば『自分らしさ』を自分で見つけられるかという方法論が論じられることが少ない中で、私たちが子どもたちに伝え、彼らを自立へと導いてていくべき重要なメッセージでもある。
そして、『想像力を働かせる』こと。
私たちの社会では、常に〜それは親子の間だけでなく、一般の大人同士の間でも〜コミュニケーションが重要となる。他者と自分の間で理解を深め信頼関係を創り上げるためにはコミュニケーションが極めて重要であるが、コミュニケーションを深めるために最も重要なことが、自分の価値観だけで相手を見ないことである。他人の価値観や考え方は個々によって異なる。そのために、互いが想像力を働かせ、相手の思いや価値観を理解しようとすること、相手を決めつけないこと、この想像力を働かせることこをがコミュニケーションの基本なのである。
特に、中学生・高校生の心は未熟であり、そして常に揺れ動いている。そんな彼らの心を掴むためには、決して彼らの想いを大人の価値観で決めつけることなく、常に心をフロート状態にして子どもたちの先を見て、その想いを想像力をもって理解し、その先へすなわち未来へと続く道に誘ってやること、このことこそが不可欠なのであり、これはまず大人である私たちから変わらなければ・・・という強いメッセージなのである。
今回の講演を通じて得たメッセージ。それを『学んだつもり』になって心にしまい込むのではなく、どう子どもたち伝えていくか、私たちはその言葉を正しく持っているか、しっかりと考えて実践していきたい。


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