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事務局だより


第64回日本PTA全国研究大会徳島うずしお大会 全体会報告?

全体会記念講演 会場:アスティ―とくしま 


▲講師への花束贈呈


▲全体会 アトラクション (写真:湯田 力(小P))

■全体会記念講演 会場:アスティ―とくしま 10:45〜12:00  記録者 小P連 小島 洋一

「輝く未来をひらくために大切なこと」 〜子どもたち、そして私たちが自立するために〜
講演者 京都精華大学学長 竹宮惠子氏 

【講演内容】
 「子どもの自立とは何なのか?」「自分を切り開くとは何なのか?」を子ども時代から大学時代、そして自立するための自身の体験をもとに講演された。
1.ご自身の体験
(子ども時代)
  ご両親は子どもへの執着がなく自由な子ども時代を過ごした。さらに祖父母、叔父、叔母の大家族で暮らしたため様々な話を聞くことができ想像力がついた。
(小学生時代)
  想像力で家をつくり、家族を作り、そこでまんがの主人公が行動するような新しい遊びを作っていた。
(中学生時代)
  親に内緒で漫画を書いて自分の価値観で世界を展開していた。漫画家になろうと考え始めた。
(高校生時代)
  親離れ、子離れする時期。親は子どもの世話をしすぎない、また、子供は親を批判して親を超えていくものである。
  漫画家志望者を対象とした集英社のCOMで、新人漫画賞の佳作に入選し、社会に出てどのように受け入れられるのか考えるようになった。
(大学生時代)
  漫画を描く時間を確保するために大学に進学したものの、漫画家を目指して中途退学した。
  親に頼らず、漫画で得る収入のみで生活し、自立する誇らしさはあるが将来は不安であった。親には理解できない世界で、自分の選択が自分の将来を決める恍惚と不安があった。発表する作品のひとつひとつが自分を価値づけることの恐怖があった。
(大人になって)
  差別嫌いが特徴、孤独が嫌いな漫画家だった。萩尾望都、山岸涼子、佐藤史生と「大泉サロン」という共同体を形成した。漫画を描く仲間の集まりは、他者と比べてどこが劣り、また、優れているか確認する場であり、楽しくもあり苦しくもあるものだった。厳しい状況を乗り切れたのは自分を客観的に見る練習ができていたからだ。しかしながら、自律神経失調症になりひとりになることを決心した。
  自分の好きなものを確認し、本質を確かめる作業をすることで、3年で自律神経失調症を克服し、自分らしい漫画を描けるようになった。

2.まとめ
 人間の想像力はすばらしいということを念頭に、日常の中で子供の考えを理解し、子供の悩みを受け止め、将来を考えてアドバイスをすることが大切。現在の学生は失望がいやで夢を持たない傾向がある。新しい価値観を作っていく子供たちにうまく寄り添って次の世代にバトンタッチしてほしい。

3.感想
 子供たちの将来は親の理解を超える可能性があるもので、客観的に子供たちのことを考え、想像力を働かせて子供たちの将来を考えることが大切である。子供たちに寄り添いながら自立を促し、新しい時代の中で新しい価値観を作り出せるように、子供たちの成長を見守っていきたい。

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