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事務局だより


第63回日本PTA全国研究大会 札幌大会 全体会報告

参加された神戸市P協理事の皆様から続々と報告がまいりました。


▲札幌大会実行委員長 札幌市P協 川端会長のあいさつ


▲アトラクションの迫力あるよさこい。

第63回日本PTA全国研究大会 札幌大会 全体会 参加報告

平成27年8月22日(土)北海道立総合体育センター〈北海きたえーる〉

歓迎アトラクション
YOSAKOIソーランの演舞 平岸天神ジュニア・平岸天神



開会式
主催者あいさつ 日P会長 寺本  充
札幌大会実行委員長 川端 美樹
来賓祝辞 文部科学省 大臣政務官 赤池 誠章
北海道知事 高橋 はるみ
歓迎のことば 札幌市長 秋元 克広








次期開催地PR 第64回日本PTA全国研究大会
徳島うずしお大会実行委員長 永濱 浩幸
記念講演
「あなたは子どもたちの想像力を育てていますか」
倉本 聰(くらもと そう)氏
略歴
 1935年(昭和10年)生まれ。東京都出身。脚本家。東京大学文学部美学科卒業後、1959年 ニッポン放送入社。1963年退職後、シナリオ作家として独立、主にテレビドラマを書く。1977年北海道富良野市に移住。1984年 役者とライターを養成する私塾「富良野塾」を創設・主宰。

内容
●小学生時代、仲間はずれになるのが怖かった。いじめられるのが怖かった。いじめられない為にどうすればいいか、そればかりを考えていた。
●玉音放送を聞いて、私は内容が全く解らなかったが、先生がそれを聞き終わって泣き出した。その理解能力が素晴らしいと思った。現在の先生なら理解することは無理だと思う。
●中学の頃、弁当を持ってこられない生徒が多かった。母親は弁当を持って行き、その子たちに渡しなさいと言ったが、父親がそれをたしなめた。そういうのは本当のやさしさではない。差し出された方の気持ちになって見なさい。相手の気持ちになって考えれば判ると。
●姪の子どもがSNSで知り合った男に、ストーカー(リベンジポルノ)被害にあって殺された。なんでそんなことになったのか。(三鷹ストーカー殺人事件)
●昔の先生と生徒の関係。反面教師でもよかった。人間性を教えるのが先生。現在は知識や技術面を教えるばかりの職業先生。
●価値観の変化。消費・浪費をよしとする文化。日本は贅沢になり、高度成長の波に乗ったが、ブレーキとバックギヤを付け忘れた。消費することに麻痺してしまっている。
●この会場にいらっしゃる大半はPTAのPの方々なのですか。だったらPA大会ですね。
●富良野に来て感じた恐怖、それは闇の暗さ。電気の使用量は目に見えないので浪費してもわからない。ろうそくなら減った分が使用量だから、目に見えて判るから良い。
●子どもに想像させる。親が先に出しゃばらない、
●今の勉強態度で、夜間外出などは変。SNSの影響が大。(高槻の女子中学生殺害事件)
●子どもを囲っておいて保育園に預ける。祖父母に預ければいいのに。
●富良野塾の塾生。なにをどうやってすればいいですか?と聞いてばかり。考えない。
●あなたは感動を忘れていませんか。
●世の中が便利になって、我々の思考が凝り固まってしまっているのではないか
●文明、物質に傾向するよりも、もっと人の心を大事にしてはどうか。


大会宣言

閉会式


感想
会場にノートパソコンを持ち込んで文書作成しましたら、すべて箇条書きになってしまいました。箇条書きの文章で内容をお汲み取りいただけるとありがたいです。
倉本先生がおっしゃりたかったことは、SNS等で便利になったようで、ひとつ間違うと命を落とすというような事が起きる世の中は、何かが間違っていると。しかし、危ないからといって、子どもから様々な経験を奪うことは、想像しない考えない子どもになってしまう。そうさせない為には、便利さばかりを経験させるのでなく、あえて不便な環境・状況に置いてみて、想像力を育むことが重要なのではないか。というメッセージを感じとりました。
少し可笑しかったのは、様々な情報源は新聞ではなく、すべてテレビから得るとのことでした。そこは文明の利器を使うのですね。さすがシナリオ作家さんです。
日P全国研究大会 札幌大会に参加させていただき、本当にありがとうございました。
(報告/中P連K.M・写真/中P連A.S・N.T)


…(前略)…
ふらので暮らしていると本当の闇を経験するそうです。目の前の自分の手も見えない。夜の闇は本当に怖い。今の子どもたちは闇の恐怖をしらない。
想像することが大切。
ふらの塾をつくられた時に起草文を発表されています。
とても考えるさせられる文なので、ご紹介します。

あなたは文明に麻痺していませんか?
石油と水はどちらが大事ですか?
車と足はどちらが大事ですか?
知識と知恵はどちらが大事ですか?
批評と創造はどちらが大事ですか?
理屈と行動はどちらが大事ですか?
あなたは感動を忘れていませんか?
あなたは結局何のかんのと云いながら、わが世の春を謳歌していませんか?

最後に倉本さんの大好きな開高健のエッセイを紹介されました。
パリのシャルルドゴール空港で1人の旅人がトランクに腰をおろしている。空港職員が「どうしましたか?」とたずねると、旅人は言います。「体はパリに着いたのだが、心がまだ来ていないので、心の到着を待っているのです。」
このあと、倉本さんは「今の私たちもたまにはトランクに腰をおろしてみるのもいいのではないでしょうか」と講演をしめました。
脚本家というご職業のため、ひとつひとつ言葉がしみていくような講演でした。
この忘れられない講演を倉本聰氏へご依頼され、この大会を運営された札幌のPTAの皆様方に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
(中P連M.Y)

(全体会感想)
当日は9時15分からアトラクション、9時45分からの開会式が行われた。
11時から倉本 聰先生の「あなたの子どもたちの創造力を育てていますか」というテーマでの記念講演が開催された。内容は、幼少期の疎開経験や自身がいじめられた経験談を
話された後、「現在の子供に対する大人の接し方が昔と変わり、子供の安全を重視するため、自然から切り離そうとしている。そのため、子供たちは、五感を感じられない環境を作っている。例えば、ため池で子供がおぼれて亡くなった。その両親がため池の管理者を告訴し勝訴した。そのため管理者は、ため池の周辺に柵を設置した。昔ならば、柵を設置する前に水の怖さを教え、遊び方を教えなければならない。また川遊びは危険だからダメと教えず、川の流れを覚えさせる。など、さまざまな場面で、創造力が育てられない環境になっている。学校でもそうだが、昔は人間力を教えていたが、現在は知識ばかりである。もう少し見直してみては。考えては。」というものでありました。わたしも倉本先生のお話を聞かせていただいて、考え方・ものの見方を変えなければならないなと感じました。
 12時25分から閉会式が行われ、全日程が終了いたしました。
(中P連M.K)



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