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事務局だより


第61回日本PTA全国研究大会 みえ大会 報告その?

中P連報告2:第6分科会(人権教育)


▲会場:伊勢市生涯学習センターいせトピア


▲パネルディスカッション

第6分科会 基調講演
いのちの教育〜未来のいのちを守るために〜
鈴鹿国際大学 人間科学部 准教授 仲 律子


現代の私たちの死生観→死の意味がわかりづらい。死に接する機会が少なくなり、死が認識できなくなった。

小学生・中学生へのいのちの授業として『生命のメッセージ展』を開催
※生命のメッセージ展とは・・・犯罪、事故、いじめ、医療過誤、一気飲ませなどによって、理不尽に生命の奪われた犠牲者が主役のアート展。犠牲者ひとりひとりが等身大のメッセンジャーと呼ぶ人型パネルとなり、本人の写真や家族の言葉、行きた証である靴と共に、命の大切さを訴えている。生きたくても生きられなかった人に想いを巡らせ、あなたの命を未来に繋いでほしいという、願いがこめられている。

リアリティのある『生命のメッセージ展』を開催することにより、今まで何とも思わなかった命の大切さ、尊さを知り、生きることの本質、私たちは必ず死ぬということを実感。死生観にも変化があらわれた。
→あまりにもリアルで精神的に落ち込むため、対応する先生・大人の配慮が必要となる。

保護者にも『生命のメッセージ展』を実施した際、『いってらっしゃいと送り出した子が、帰ってきたときには遺体となっていた。それがメッセンジャーだ』と講演。毎日の当たり前の日常がどれだけ幸せなことかを考え、子どもとの接し方を見直してもらった。

親の生と死の向かい方→こどもへの影響力が大きい。
家を出るとき、送り出すときに『これが最後かもしれない』と思うかどうかが、毎日を後悔せず一生懸命生きる意味につながる。


仲先生が講演の最後に読んだ詩です。
『最後だとわかっていたなら』
ノーマ・コーネット・マレック

あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら、わたしはもっとちゃんとカバーをかけて、神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう。
あなたがドアを出ていくのを見るのが最後だとわかっていたら、わたしはあなたを抱きしめて、キスをして、そしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう。
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら、わたしはその一部始終をビデオにとって、毎日繰り返し見ただろう。
あなたは言わなくても分かってくれていたかもしれないけれど、最後だとわかっていたなら、一言だけでもいい・・・『あなたを愛してる』とわたしは伝えただろう。
たしかにいつも明日はやってくる。
でももしそれがわたしの勘違いで、今日ですべてが終わるのだとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。
そしてわたしたちは、忘れないようにしたい。
若い人にも年老いた人にも、明日は誰にも約束されていないのだということを。
愛する人を抱きしめられるのは、今日が最後になるかもしれないことを。
明日が来るのを待っているなら、今日でもいいはず。
もし明日が来ないとしたら、あなたは今日を後悔するだろうから。
微笑みや抱擁やキスをするためのほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと。
忙しさを理由に、その人の最後の願いとなってしまったことを、どうしてしてあげられなかったのかと。だから今日、あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう。
そして、その人を愛していること、いつでもいつまでも大切な存在だということを、そっと伝えよう。
『ごめんね』や『許してね』や『ありがとう』や『気にしないで』を伝える時をもとう。
そうすれば、もし明日が来ないとしても、あなたは今日を後悔しないだろうから。

実践発表・パネルディスカッション

《度会小学校のとりくみ》
食育から生命について考える機会を作った。
食育→人を愛する心が育つ
H23〜『子どもたちが作るお弁当の日』を年2回実施。
→家庭科での学びを生活に活かす。自分で作ることにより、楽しさ、喜び、感謝を知り、自立への一歩を踏み出す。

ある保護者の声・・・子どもが2時間かけて作ったが、あと片付け等が大変なので、やめてほしい。
→4ヶ月後・・・子どもたちにとって、大切な経験になったようだ。
※子どもに何かさせるときは、親も忍耐強く見守る必要がある。


《パネルディスカッション》
パネリストそれぞれの人権教育

人権とは・・・
生命に格差はない。→人権の核
人作りのベース。

違いを認めあうことが大切。
一日の暮らしを認めていくこと。
自分を受け入れること。
子どもの価値観を親が与えることが大切。


最後に、落合恵子氏の子どもに伝えたい詩が紹介された。

お母さんはね、あなたがほしくてほしくてたまらなかったのよ。
風船のように大きくふくらんでいるおなかをさすって、『おーい、はやく出ておいでよ』と毎日言っていたのよ。
あなたのお父さんは素敵だったの。
お母さんはお父さんが大好きだったの。
お父さんもお母さんが大好きだったの。
あなたはそんな大好きが、たくさんたくさん重なっている人なのよ。

(中P連 叶)

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