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健全育成だより


平成24年度 第6回 健全育成専門委員会 議事録

日時 平成24年12月17日(月)場所 神戸市総合教育センター 604号室 司会 宮原(副委員長)記録 川口(副委員長)出席者 16名

1.グループ討議
前回(第5回)の5つのテーマ(?地域との関わり?こどもの「安全」?PTA活動?あいさつからひろがること?健全育成)のうち、?から?の具体的なテーマについて、グループに分かれて討議した。前回グループごとにまとめた各テーマについての議事録を参考とした。以下の記録には今後の議論にわかりやすいように、前回までにまとめたこと(※で表示)も含んで補完した。☆は今回の議論で特に話し合い、発表したこと。
?地域との関わり
※通学時の安全確保、見守り活動などに「地域の力」は欠かせない。ご近所づきあい、「顔見知り」が増えれば、こどもだけでなく、町全体の防犯の面からも安全な暮らしが確保できる。しかし自治会や老人会などによる「見守りパトロール隊」の高齢化がすすんできており、保護者がすすんで取り組むことが必要になってきている。
☆今現在活動して下さっている「地域の方」のありがたさに感謝しながら、私たちPTA役員、一般会員、こどもたちも「地域」の一員であることを自覚することが必要ではないか(お年寄り=「地域の人」ではない)。
☆私たちが地域行事などに積極的に参加していくことで理解もすすんでいくのではないか。一般会員の協力を得ることは、どこも苦慮しているところであるが、PTA役員は、一般会員に学校行事や地域のイベントに少しでも関心をもってもらい、足を運んでもらい、その中で「顔見知り」を増やし、多様な関わりをもってもらえるよう、本部役員の任を降りてからも、「地域の一員」として、学校やPTAと地域社会との「橋わたし」役として活動を続けていけたらよいと思う
<具体的な事例>
☆「安全マップ」の作成・配布:こども目線・PTA目線で作成できればより活用しやすいのではないか。交通安全、危険箇所(不審者、防災)の情報共有。実際に歩いて体験して作成、交通ルール・マナーを確認する、「こども110番の家(店)」をめぐるオリエンテーリングを行うなどの取り組みもある。具体的な内容で、学校だけでなく地域ぐるみで活用し、情報を共有できるようなマップができれば理想!
※「見守り」活動をわかりやすく:腕章・ベスト等の着用効果は防犯面からも大きい。自転車・車のステッカーも大事だが買物や犬の散歩といった歩行者につけてほしい。「恥ずかしい」という抵抗感もあり、普及が難しい。ピンバッジのようないつもつけてもらえる、つけるのに抵抗感の少ないものでわかりやすいものがあればと思う。
※学校行事など:地域ぐるみや、小・中合同などで開催。連帯感を深め、お互いに地域の一員であるという意識をもてるようになる。
?こどもの「安全」
 「地域による見守りへの感謝と保護者の意識改革、そのための情報発信!」
こどもの安全は保護者が守る、これが基本である。しかし、24時間監視するわけにはいかない。登下校時など、地域の方々が見守って下さっていることのありがたさを、保護者全体が感謝しなければならない。そのありがたさを知らないままの人もいる。ぜひ知って欲しい。知ってもらえれば、人任せにしっぱなしはできないという意識改革ができ、現状への認知度もあがると思う。「知らなかった」が一つでもなくなるように、私たちPTA役員ができることは、「情報発信」である。入学式や入学説明会など、できるだけ多くの一般会員の「聞く機会(チャンス)」を逃さず、情報発信できればよいと思う。
※こどもが安全にいられること、こどもの安全を親が守ることは「あたりまえ」のことである。しかしその「あたりまえ」が揺らいでいるのもまた事実である。「あたりまえ」の「安全」を守りたい。そのためには学校まかせでなく、家庭と、そこからつながっていく地域が必要である。こどもが安心して、安全に暮らすために、まずは、家庭が「しつけ」として生活ルール・生活力を身につけさせることからはじまる。勝手なルールではなく、この社会における守るべきルール・常識(いわゆる道徳)を教えることが親の義務であるが、その「温度差」即ち親の「常識」の差が問題(「自分さえよければいい」常識の家庭が増えたら、学校は、地域は、社会は・・・どうなるだろう?)となる。ご近所、親どうし、学校、地域との関わりが増えればその「温度差」は縮んでいくのではないかと思う。また、こどもが少しずつ親の手から離れていく年代になれば、家庭は「こどもがわからない」と放置するのではなく、決して一人ぼっちにさせず、こどもから話してくれるよう、よりいっそう会話を大事にする必要がある。興味本位で危ないことに足を踏み入れやすい年代であることに親子で気づき、自分で自分の身を守っていける力や知識を身につけられるようサポートしていく必要がある。こどもが成長していく中で「自分で自分の身を守る」意識を培うことが大事であり、それを見守るには学校・家庭・地域の連携が不可欠である。
?PTA活動、一般会員への活動の理解・協力要請のむずかしさなど
※もっとたくさんの人にPTA活動に参加し、学校やこどもたち(自分のこどもだけでなく)にもっと関心をもってほしい。そのためにどこも苦慮していることと思う。義務的に役割を割り振ることだけでなく、発想の転換(具体的事例参照。必要な活動は何か?をアンケート形式で逆に問いかけてみる)やシステム改革(本当に必要な活動は何か、不要なものはないか、考え直してみる)を行うことも必要である。
☆家庭の事情の多様化で、役員になりたがらない傾向は否めない。PTA活動の大切さや地域の援助を「知らない」まま過ごしてしまう一般会員もいる。しかし一人でも多くの人に、PTA活動への関心・意識を持ってもらう、高めてもらうために、できることを考えたい。運営委員会を事務的な「報告会」で終わらせず、活発な意見交換ができるような場にしていく必要があると思う。本部役員の役目として、活動の魅力的な雰囲気作り(楽しく活動している姿を見せる、「やってよかった」という経験を語る)、活動に参加しやすくなるような、「しきい」を下げる工夫も必要ではないかと思う。数年で交代していくが、モチベーションを保ち、「やりがい」を継承していけるようにしたい。保護者同士、地域の一員として、お互いの顔の見える関係をもっと増やせるようにしていきたい。
<具体的な事例>
※全体アンケートを実施してみよう!学校、地域の特色により、PTA会員(フツウのお母さんの気持ち)の考え方の傾向がわかり、その学校・地域に適したPTAの活動方針が見えてくる。
?あいさつからひろがること
※「あいさつ」が習慣づいていることの大切さを感じる。家庭で、学校で、街中で「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「ただいま」「おかえり」・・・。「あいさつ」はありふれているけどとても大切なコミュニケーションツール。けれどこどもには「あいさつしなさい!」と言いながら、親の私たちは生返事でかえしていないか?おろそかにしていないか?といった反省と気づきも。また、声の調子でこどもの気持ちや体調の変化がわかる、元気なあいさつのできる学校はとても安定している、ご近所とあいさつできる町では防犯効果もある、という意見もあり、あいさつし合える家族、学校、地域になっていけば、こどもたちもみんなも安心して暮らせるようになることに気づいた。保護者が自分の子だけに関心を向けるのではなく、少しでも、学校・PTA・地域のみんなで協力しあっている、お互い様、という前向きな気持ちを持つため、きっかけとして「あいさつ」は大切である。
☆「あいさつは「道徳」のはじまり」あたりまえでありふれたものであるからこそ、「あいさつしあう」日々の積み重ね、習慣化が、大きな意味を持ってくる。私たち大人は、これから社会へ出て行くこどもに対しては特に、意識して行う必要がある。人は一人では生きていけない。「あいさつ」をきっかけに、こどもたちはまわりから「見守られている」実感を持つことができ、自分からもあいさつすることで、地域社会の一員として自覚できるようになる、即ち「道を踏み外さない」ようになる=道徳的な人間になれる、と思う。「あいさつ」一つで、お互いに前向きな気持ちにさせてくれるひとりから家族、ともだち、学校、地域、社会全体へとつながっていく、大切なコミュニケーションツールであることを、こどもたちに伝えたい。
<具体的な事例>
※近所のこどもへのあいさつ、気軽な声かけからご近所どうしがつながり、こどもの本音、情報など耳にする機会が増え、また保護者にかえすことができ、そこから防犯や、問題提起につながる。
☆「○○さん、おはよう!」相手の名を呼んで、あいさつすれば、効果100倍!!心がつながる!
※?健全育成について(前回より転記)
まずは「最初の一歩」から。学校に、地域のイベントに・・・PTA活動だけでなくいろいろなことに関わりをもつ「最初の一歩」を、多くの人に経験してもらえたら、こどもたちのために動ける人が増えてくる。何か問題が起きたとき、家庭だけ、学校だけでは解決できないことも、地域としてまとまって声をあげれば解決の糸口がみえてくる。「最初の一歩」は家の外での自分のこどもの様子、他のこどもの様子、学校や他の保護者の様子を見ることからはじまり、こどもにとっては周囲から「見守ってもらえている」信頼感・安心感を得られる(親の手を離れる年頃になってもつながりは残る)。いろいろなことに関わることで親もこどもも「地域」の一員である実感をもてるようになる。わたしたちの願いは「こどもたちが安心して育ち、健全な一人の人間に成長してくれること」。自分だけ、自分のこどもだけ、家族だけから、ともだち、学校、地域へと関心をひろげ、活動し、お互いに信頼しあえることが、結果としてこどもたちの「健全育成」につながる。

2.指導助言(市教委)
 前回に引き続き、単なる情報交換ではなく、一歩進んだ議論がそれぞれのテーマで展開していたように思う。こどもの安全、あいさつや地域とのつながりの大切さなど、PTA活動を通して見えてくることは、少子化・超高齢社会の問題点につながり、近い将来、10年後、20年後、こどもたちが大人になったときに大きく関わっていく。大きな話ではなく、私たちの生活に直接影響を及ぼすことであり、一人ひとりが問題意識を持ち、考え、決めていかなければいけないということを気づかされる。PTAは「人材の宝庫」。自分とは全く違う経験をしてきた人、いろいろな人と出会うチャンス、いろいろな人どうしが、このような共通の場で活発に話し合うことにより、ヒントをもらうこと、整理できること、深く考え、気づかされることが自己研鑽につながる。マニュアルやこたえのある議論ではないが、私たち大人が、問題について考え、変わろうとしていることをこどもたちに見せることの大切さ、この場で気づいたこと、知ったこと、考えたことを発信し、一人でも多くの人の意識を変えるきっかけとなってほしい。
3.次回について
 専門委員会総会について、1月の役員会で議論され、具体的に決定されたことを受けて、次回は、当委員会でも、総会発表を視野に入れ、これまでの議論をグループディスカッションにてまとめあげていきたいと思います。
 来年もよろしくお願いいたします。

次回日程 平成25年1月24日(木)10時〜(二時間程度)
     神戸市総合教育センター 8階 808 号室
以上

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