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健全育成だより


平成24年度 第5回 健全育成専門委員会 議事録

これまで議論してきた中で浮かび上がってきた5つのテーマで、グループ討議をしました。前回の続きです。

日時 平成24年11月19日(月)
場所 神戸市立総合教育センター 605号室
司会 加村(委員長)
記録 川口(副委員長)
出席者 21名
1.グループ討議
これまで議論してきた中で浮かび上がってきた5つのテーマ(?地域との関わり?こどもの「安全」?PTA活動?あいさつからひろがること?健全育成)について、グループに分かれて討議した。資料として、テーマ毎に分類した「これまでの発言集」を配布し、参考とした。以下の記録には今後の議論にわかりやすいように「発言集」内の意見も含んで補完した。
?地域との関わり
通学時の安全確保、見守り活動などに「地域の力」は欠かせない。ご近所づきあい、「顔見知り」が増えれば、こどもだけでなく、町全体の防犯の面からも安全な暮らしが確保できる。しかし自治会や老人会などによる「見守りパトロール隊」の高齢化がすすんできており、保護者がすすんで取り組むことが必要になってきている。お年寄りが「地域の人」なのではなく、私たちPTAの役員、一般会員、こどもたちも「地域」の一員であることを自覚し、率先して行うことが必要ではないか。一般会員の協力を得ることは、どこも苦慮しているところであるが、PTA役員は、一般会員に学校行事や地域のイベントに少しでも関心をもってもらい、足を運んでもらい、その中で「顔見知り」を増やし、多様な関わりをもってもらえるよう、「橋わたし」ができればよいと思う。
<具体的な事例>
○「安全マップ」の作成・配布:交通安全、危険箇所(不審者、防災)の情報共有。実際に歩いて体験して作成、交通ルール・マナーを確認する、「こども110番の家(店)」をめぐるオリエンテーリングを行うなどの取り組みもある。学校だけでなく地域ぐるみで活用できるようなマップができれば理想。
○「見守り」活動をわかりやすく:腕章・ベストなどの着用の効果は防犯の面からも大きい。自転車・車のステッカーも大事だが、買い物や犬の散歩といった歩行者につけてほしい。しかし「恥ずかしい」という抵抗感もあり、普及が難しい。ピンバッジのような、いつもつけていてもらえる、つけるのに抵抗感の少ないものでわかりやすいものがあればと思う。
○学校行事など:地域ぐるみや、小・中合同などで開催。連帯感を深め、お互いに「地域住民」であるという意識をもてるようになる。
?こどもの「安全」
こどもが安全にいられること、こどもの安全を親が守ることは「あたりまえ」のことである。しかしその「あたりまえ」が揺らいでいるのもまた事実である。「あたりまえ」の「安全」を守りたい。そのためには学校まかせでなく、家庭と、そこからつながっていく地域が必要である。こどもが安心して、安全に暮らすために、まずは、家庭が「しつけ」として生活ルール・生活力を身につけさせることからはじまる。勝手なルールではなく、この社会における守るべきルール・常識(いわゆる道徳)を教えることが親の義務であるが、その「温度差」即ち親の「常識」の差が問題(「自分さえよければいい」常識の家庭が増えたら、学校は、地域は、社会は・・・どうなるだろう?)となる。ご近所、親どうし、学校、地域との関わりが増えればその「温度差」は縮んでいくのではないかと思う。また、こどもが少しずつ親の手から離れていく年代になれば、家庭は「こどもがわからない」と放置するのではなく、決して一人ぼっちにさせず、こどもから話してくれるよう、よりいっそう会話を大事にする必要がある。まだまだ興味本位で危ないことに足を踏み入れやすい年代であることに親子で気づき、自分で自分の身を守っていける力や知識を身につけられるようサポートしていく必要がある。こどもが成長していく中で「自分で自分の身を守る」意識を培うことが大事であり、それを見守るには学校・家庭・地域の連携が不可欠である。




?PTA活動、一般会員への活動の理解・協力要請のむずかしさなど
もっとたくさんの人にPTA活動に参加し、学校やこどもたち(自分のこどもだけでなく)にもっと関心をもってほしい。そのためにどこも苦慮していることと思う。義務的に役割を割り振ることだけでなく、発想の転換(以下参照。必要な活動は何か?をアンケート形式で逆に問いかけてみる)やシステム改革(本当に必要な活動は何か、不要なものはないか、考え直してみる)を行うことも必要である。
<具体的な事例>
○全体アンケートを実施してみよう!学校、地域の特色により、PTA会員(フツウのお母さんの気持ち)の考え方の傾向がわかり、その学校・地域に適したPTAの活動方針が見えてくる。
?あいさつからひろがること
「あいさつ」が習慣づいていることの大切さを感じる。家庭で、学校で、街中で、「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「ただいま」「おかえり」・・・。「あいさつ」はありふれているけどとても大切なコミュニケーションツール。けれどこどもには「あいさつしなさい!」と言いながら、親の私たちは生返事でかえしていないか?おろそかにしていないか?といった反省と気づきも。また、声の調子でこどもの気持ちや体調の変化がわかる、元気なあいさつのできる学校はとても安定している、ご近所とあいさつできている町では防犯効果もある、という意見もあり、あいさつし合える家族、学校、地域になっていけば、こどもたちもみんなも安心して暮らせるようになることに気づいた。保護者が自分の子だけに関心を向けるのではなく、少しでも、学校・PTA・地域のみんなで協力しあっている、お互い様、という前向きな気持ちを持つために、きっかけとして「あいさつ」は大切である。
<具体的な事例>
○近所のこどもへのあいさつ、気軽な声かけからご近所どうしがつながり、こどもの本音、情報など耳にする機会が増え、また保護者にかえすことができ、そこから防犯や、問題提起につながる。
○「☆☆くん、おはよう!」相手の名を呼んで、あいさつすれば、効果100倍!
?健全育成について
まずは「最初の一歩」から。学校に、地域のイベントに・・・PTA活動だけでなくいろいろなことに関わりをもつ「最初の一歩」を、多くの人に経験してもらえたら、こどもたちのために動ける人が増えてくる。何か問題が起きたとき、家庭だけ、学校だけでは解決できないことも、地域としてまとまって声をあげれば解決の糸口がみえてくる。「最初の一歩」は家の外での自分のこどもの様子、他のこどもの様子、学校や他の保護者の様子を見ることからはじまり、こどもにとっては周囲から「見守ってもらえている」信頼感・安心感を得られる(親の手を離れる年頃になってもつながりは残る)。いろいろなことに関わることで親もこどもも「地域」の一員である実感をもてるようになる。わたしたちの願いは「こどもたちが安心して育ち、健全な一人の人間に成長してくれること」。自分だけ、自分のこどもだけ、家族だけから、ともだち、学校、地域へと関心をひろげ、活動し、お互いに信頼しあえることが、結果としてこどもたちの「健全育成」につながる。
2.指導助言(市教委)
 難しいテーマの委員会ではあるが、普段それぞれのPTA活動で感じたり思ったりしたことを、このような共通の場で活発に話し合うことにより、ヒントをもらうこと、整理できること、深く考え、気づかされることが委員の皆さんそれぞれにあると思う。PTA活動にはコミュニケーションが大切であり、話し合うことで、次のモチベーションにつながるようにしていっていただければよいと思う。あいさつや地域とのつながりの大切さなど、今議論していることは、10年後、20年後、こどもたちが大人になったときに大きく関わっていく。その重要性を一人でも多くの人に伝えてほしい。
3.次回について
 これまで議論してきたことの総括として、総会に向けての作業に入ります。今回まとめていただいたテーマをもとに、グループディスカッションを行い、具体的な発表の内容や方法などを考えます。

次回日程 平成24年12月17日(月)10時〜(2時間程度)
     神戸市総合教育センター   6階 604号室

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