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事務局だより


第68回指定都市情報交換会 名古屋大会報告?(全体会「記念講演」)

記念講演「笑いがPTA組織を変える」講師 日本ホスピタル・クラウン協会理事長  大棟 耕介 


▲クラウンパフォーマンスもたくさん披露していただき、お話の内容ももちろん、目を離せない講演会でした。

*感動的な話しあり、パフォーマンスありの講演で、あっという間の1時間半だったが、なにしろとてつもない早口で、半分ぐらいしか聞き取れませんでした・・・・

 私は、ヨーロッパの○○からクラウンの称号を名乗ることを認められているが、王冠(crown)のクラウンではなく道化師(clown)という意味のクラウン。こう言えば何となくホスピタル・クラウンのイメージが分かるのでは。
今日は、芸人の立場から「笑い」の素晴らしさを伝えたい。近くの席の人は、つばがとんでくるかもしれないが、笑って許してほしい。平日のこの時間は、みなさん仕事がありながら私の話を聞いてくれるわけですから、それに応えて、一生懸命やらせていただく。
日本では、「バカアホちんどんや」と同列の道化師だが、ヨーロッパのサーカスで給料が一番高いのは、空中ブランコのスターとかでなく、道化師のクラウンだ。それぐらいクラウンは認められた存在。ボリショイバレーのバレリーナ育成で有名なボリショイ学校には、実はクラウンコースもあるぐらい。クラウンの魅力・特性は、
第一は、クラウンは「脇役、但し名脇役」であるといこと
 クラウンは、子どもたちがワクワクしながらやってくるのを入口で待ち受け、「やあ、来たね、待ってたよ、象さんも待ってた象」などと、気持ちをさらに高める。空中ブランコでは、落ちることでスターを立てるとともに、気を詰めて見ている観客の心をほぐす。場面転換のときは、「ただ今から○○の準備をしますので、しばらくお待ちください」などと観客を待たせるのではなく、パフォーマンスで観客をひきつけ、笑いを誘い、次の出し物への期待を高める存在。
第二は、「へりくだり」であること
 クラウンは脇役だから、見てくれる人を主役にするために「引きのパフォーマンス」が必要。すばらしい演技を見ていると「すごい、すごい、すごい」と、観客は息を凝らし見上げる。そのときクラウンの失敗や失敗をごまかそうとする仕草を見るとホットし、見上げていた視線が元に戻ったり、ちょっと優位を感じたりするもの。観客が主役に戻る瞬間。
 長期入院の病床の子どもたちは、ずっと世話される立場にいる。優位に立つことがない。だから私は、部屋に入るとき「入ってもいいかな」と尋ねます。すると子どもは「いいよ」と言う。帰るときは「また遊んでくれるかな」と聞く。すると「いいよ」と言ってくれる。「遊んでやる」ではなく「遊んでもらう」のがクラウン。
第三は、「空気をかえる」ということ
 クラウンが来ると、何が起きるかわからない・・・・。そう思わせたら成功。
 病気はうつったりするが、笑いもうつる。子どもに会う前に、医者やナースなどにパフォーマンス。次に母親にパフォーマンス。最後が子ども。子どもの前に立つときは、笑いが伝播して、重い空気が明るいものに変わっている。特に表情が大事。小泉元総理は、根拠もないのに明るくぶちあげて、国民をそう思わせた。野田総理の顔を見ていると、できるものまでできないように感じてしまうのは私だけでしょうか。(他意はありません)
 
クラウンズコミュニケーションについて
1.相手をよく観察する
ロスのUSJの入場口で「こんにちは」と挨拶された。中国人もいれば韓国人もいるのに、どうして日本語で挨拶されたのか。何をもって判断されたのか。
トイレに行きたくなったので高級ホテルに入ったら、ホテルマンがさりげなく近づいてきて「トイレはこちらです」と誘導してくれた。もちろん「トイレに行きたい」といった様子は、絶対に見せなかったはずなのに。どこで判断されたのか。一流のホテルマンの観察力はすごい。
相手をよく観察する、これがコミュニケーションの第一歩。
2.テンションを合わせる
 飲み屋のおかみや女性は、話に合わせて乗ってくれる。先日、歌手の倖田來未と話す機会があった。うれしいので事務所の者に話すと「そうですか・・」と、そっけない。その晩飲みに行き、そのことを話すと、「え〜、そう、すごいね〜」と大いに話に乗ってくれ、私はすっかり悦に入ることができた。アクションに対するリアクションが大きいと相手の気持ちを高めることができる。
3.引き出すこと
 最近は、ティーチング(教える)ではなくコーチング(引き出す)が大切と言われている。そのためには、手を挙げて参加することが必要だ。「一緒につくる」ことがポイントになる。
 ちょっと変わった旅行ばかり計画している旅行業者の社長が、旅行者は全員マラソンに参加するホノルルマラソンツアーをやったとき、「添乗さんも一緒に走りましょう」と言われた。それでスーツに革靴で走って、みごとにビリ。ところがゴールで旅行者全員が拍手で迎えてくれたそうだ。ツアー客全員の気持ちが一緒になり、旅行は大成功だったとか。

その他いろいろ
○吉本やチャップリンを見なくても、壁を見て笑うことができる。人間は自分をだますことができるのだ。「おもしろいから笑う」だけでなく「笑うからおもしろくなる」もの。
○笑顔の人には近づける。
○期待され、その期待に応えることが人を育てる。
○アメリカの病院に行ったとき、注意されたこと
?How are you?は、ダメ。・・・いいはずないから
?親のことは話題にしない。・・・親に見捨てられた子どもがいるから
?バルーン(風船)は、ダメ。・・ゴムアレルギーの子がいるから
○知識・経験・技術・余裕が必要・・路上パフォーマンスで、あるお父さんにおサルの役をしてもらった。芸は大うけで観客は大笑いしたが、二人だけ笑わなかった。奥さんと娘さんだ。尊敬している大切なお父さんを大勢の前で笑い者にしたから。私は未熟でした。
○私は、病気を治そうとか病気の進行を止めようとか、そんな大それたことは思っていない。ただ、一時の笑いを与えたいと思うだけ、生きていて欲しいから。 
(事務局)

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