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事務局だより


第60回 日本PTA全国研究大会 京都大会に参加しました?。 各分科会に参加された方からの報告を掲載していきます。

第4分科会(広報活動)ガレリアかめおかコンベンションホール・第6分科会(人権教育)みやこめっせ


▲会場全体でグループデスカッション(ネット被害対策)


▲翔子さんの揮毫された「飛翔」。迫力がありました。

◆第4分科会
全体研修
「姿の見えない伝達の闇 人として、教育をみつめる」(携帯ネット世界で起こっていること)
佛教大学教育学部教授 原清治氏
■子どもたちの心理的背景
人と違うことはしたくない、目立たなくする。
人と合わせたほうが安心。
いやなことをさせられてもそのグループにいたい。
■アメーバーピグの世界
? アバターの世界でもお互いに監視しあう。退出した人の悪口。
? 金銭トラブル。アメーバーピグで装飾、インテリアを購入に落とし穴(罠)
通貨アメゴールドはプリペイドかクレジットカードで買う。
クレジットカードは一度カード番号を入力すると無限使用。
(小学生が親のカードを使用し、100万円請求された事例もある)
■裏サイトに書き込むいじめ
ネットいじめの被害者が加害者に転ずる負のスパイラル。
書き込みは消せないなら、自分の記載を下位にするため他人悪口を書く
低学年・・・直接的
高学年・・・間接的
ネットいじめは女性が多い傾向
さらし・・・(被害者は誰が書いたかわかるため尚更に苦悩する)
特別な関係で入手した写真を実名で出会い系サイトに投稿する被害。
■いじめの変化
昔のいじめは、誰もが共通するいじめ対象があった。
今のいじめは、仲良しグループ毎にいじりキャラがあり、いじめられ役になる。
第60回日P全国研究大会報告(西区中P連幹事校北井)
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いじめられてもグループに残りたいので文句が言えない。それがエスカレートする。
肩パンというゲームがあり、エスカレートすると肩パンチ攻撃になる。子供が肩シップをしてほしいと言ったら被害に遭っている可能性がある。
小学生の大縄跳びの中で、交代なく輪回ししている子どもは、いじめ対象の可能性がある。非常に危険な状態。縄を回し続けさせられることは分かっていても、そのグループにいることを選ぶ。
■会場全体でグループデスカッション(ネット被害対策)
【1】家族でできること
ネット使用は親の前、パスワード、利用後のチェック、
日頃の会話、子ども世界、ネット世界の理解。
【2】教育現場でできること
使い方など技術教育、内面性教育。
【3】人道教育
いじめを見逃さない、悪い事は悪いという意志、隣近所の目、他人から叱られる環境の復権。
【4】システム
スクリーニング機能。
■ネット被害に遭いにくい家庭ルール
寝室に携帯を持ちこませない、もしくはリビングのみなど限定エリアのみの使用ルール。
食事中は携帯を触らせない。
時間制限、アクセス制限。
家庭で携帯置き場を作り、親も含めて共通ルール運用する。
■子どもの学力が高い家庭
【1】親が子供を見守り、親も環境共有しともに勉強する姿勢を示す。
子どもが親の近くで勉強を行う家庭は学力が向上する。
悪いパターンは、帰宅すると自分の部屋に直行すること。仮に勉強しても向上度合いが低い上に何をしているか分からない。
【2】携帯依存度を下げ、直接コミュニケーションする事。
便利なツールがあるから手抜きはダメ。
家の中でメールのやり取りをするのは最悪。
【3】子どもを見る
筆箱の中見て、鉛筆が長いものから短いものに整然としている子どもは総じて学力が高い。
第60回日P全国研究大会報告(西区中P連幹事校北井)
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■荒れる学校、荒れない学校
【1】学校側の姿勢
教師と生徒が対面して話をする構図は荒れる学校に多い。
皆の気持ちが一つに向くよう、同じ方向を見て話をする。(ジョイントアテーション)
横に座って話をするとデジタル世代の子どもに効果的。
【2】父兄の姿勢
親が権利主張をする学校は荒れる。
父兄が学校にどうやって協力しようかという姿勢の学校は荒れない。
■大学生の便所めし
理由のほとんどは一緒に食べるやつがいないと思われることが厭。
人目を気にする。
■ゲームの影響
モンスターハンターをする子どもは学校でいじめをするケースが多い。共同で一つの敵を倒す攻撃性の高いゲームは一人抜けるとゲームができないし、ネット社会からも抜け出せない。
■ネットの闇に対抗する要素
人間力の向上
知的能力
切れない(自己制御)
社会と人間関係力
■所見(まとめ)
いじめについて踏み込んだ勉強ができたことは有意義。保護者、学校ともに「いじめ」から目をそらさない、許さない意気込みが大切。
先生に自分のことが分かってもらえると感じる子どもは約32%と海外の子どもに比較して非常に低いのは、水平的視線で子どもを評価する結果だと思われる。
子どもは画一的な基準で評価されるストレス、モチベーション低下からもネット依存や、いじめでうっぷんをはらすなどの心の隙間が生じるのではないかと思う。
ひとりひとりにスポットを当て個々の伸びを垂直的に評価する取り組みが必要と感じた。
私たち大人、子どもともに「教養」の欠如が大きな原因であると感じた。
ルールの厳格化、監視の強化よりは教養を高めモラルを高めることがすべての解決の糸口だと思われる。(中P連北井)

◆第6分科会
基調講演
 書道家金澤泰子(蘭凰)がダウン症として生まれてきた娘、翔子さんを書家として開花させるためにたどった道のりを、ありのままに語り、娘、翔子さんもオープニングで書を披露されただけでなく、多くの来場者に感謝して、予定にはなかった歌とダンスで、会場に来てくれた人に喜びを表していただいた。
 ダウン症として生を受けた娘に対して、多くの苦労を乗り越えながら、育てるだけでなく、翔子さんを書家として独り立ちさせ、多くの人に書を教えるまでに成長させた母と子の軌跡は、多くの保護者に感銘を受ける内容であった。

実践発表
 3名の方が実践発表をされ、各々の活動を報告されていたが、自分達も悩んでいる内容だった。良い発表ではあるが、時間の関係で話が集約されすぎていて、結果だけを聞いた感じであるのが残念。時間の中で、すべての方の意見を充分に聞けなかったのが残念。

パネルディスカッション
 テーマは身近な問題で良かった。

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